光の謎
last up date 2009/05/12
光の正体が波であるという考え方には分からない謎が2つありました。その1つ目は、光の媒質が何であるかという謎でした。波は物質の振動が周囲に伝わっていく現象であり、振動を伝える役目をおこなう物質のことを媒質と呼びます。たとえば音(音波)の媒質は、一般的には空気です。空気中の窒素分子や酸素分子が振動することで、空気中の分子の密度に濃淡が生まれて、この濃淡のパターンが移動していくことで音が伝わるのです。したがって、媒質が何もない真空である宇宙空間では、音は伝わりません。
では、光の媒質は何でしょうか?太陽の光や星の光は、宇宙空間を通ってやってくるのですから、光の媒質は宇宙の中に満ちている物質でなければなりません。一見すると真空に思える宇宙空間に満ちている光の媒質は、一体どんなものでしょうか。
もうひとつは、熱した物体から放出される光の特徴を、当時の物理学では説明できないというものでした。この謎を解くための研究の中から、プランクの「エネルギー量子仮説」は誕生しました。しかもこの理論を推し進めて考えることで、先ほどの「光の媒質は何か」という難題にも答えを出すことができるのです。
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光の正体は粒か、波か
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