光は電磁波の一種
last up date 2009/05/12
その後も各種の実験によって、19世紀半ばには光の正体を波とする説がほぼ定着しました。そしてその決定打となったのが、イギリスの物理学者マクスウェルによる電磁波の予言でした。
ニュートンが物理学の中で唯一手をつけなかった分野が、電気や磁気に関する学問でしたが、18世紀半ば以降、電気と磁気についての研究が急速に進みました。19世紀に入ると、電流が磁気を生み、また磁石が電流を生むことが確かめられて、電気と磁気は密接に絡み合った現象であることが明らかになりました。
そしてマクスウェルは1864年、電気力の働く空間である電場と、磁気力の働く空間である磁場が、振動しながら空間を伝わっていくことを予言しました。
これが電気と磁気の波、電磁波です。この電磁波が空間を伝わる速度を計算した結果、それが光の速度(秒速約30万キロメートル)とまったく等しくなることから、マクスウェルは光を電磁波の一種だと説明したのです。
1888年にドイツの物理学者ヘルツが、電気と磁気の波が空間を伝わることを実験で確認し、電磁波の存在が証明されました。そして電磁波の一種である光は、まぎれもなく波であることが改めて確認されたのです。なお、電磁波の振動数の単位ヘルツはこの物理学者の名前にちなむものです。
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